ビーコスのメイン事業の一つである、人材派遣サービスが日経流通新聞に掲載されました。
外国人専門の派遣ひとひねりで急成長
2006年12月5日 日経流通新聞 掲載
開拓市場を切り開くのがベンチャー企業の神髄だが、新市場の発掘は簡単ではない。そこで既存の事業にひとひねり加えることで独自性を生み、成長しているサービス企業が増えている。
1224ヶ国7700人登録
京都市内のスタジオ。
「家事ですか。救急ですか。」「名前を教えてください」「今どこにいますか」____。米国、中国、ドイツ、ブラジル……。
様々な国籍の外国人が母国語でマイクに語り掛ける。
外国人に特化した人材派遣会社、ビーコス(京都市)の仕事風景だ。自治体から外国人向けの緊急時の電話音声メッセージの録音を依頼された。
同社には現在、124ヶ国、約7700人の外国人が登録する。多くは日本に留学、駐在する学生や社会人。「これだけ多くの外国人とネットワークを持つ人材派遣会社はほかにはいない」と金春九社長は語る。
通訳や翻訳、海外企業との交渉が主要業務だが、日本の修学旅行生が国際交流する場を提供するというユニークなサービスも手掛ける。
金社長自身が韓国からの留学生だった。アルバイトや就職活動時に外国人という理由で単純な作業や仕事を指示され悔しい思いをしたのが会社設立の動機だ。「多言語を話せたり異文化を知る外国人の良さを生かす仕事をどんどん紹介したい」と意気込んでいる。